成人式で着ただけの振袖や母から譲ってもらった着物、大切だけど自分では着られない。
まして、着物を着て出かける機会もほとんどない。
そんな時目についたのが、テレビコマーシャルやネットのバナーでの着物買取業者だった。
しかし、着物を売るために着物買取業者のサイトを調べていても、買取に関することは書かれているが、買い取ったあとのことは書かれていないことがほとんどです。
大切な着物を手放すのだから、買取に出した着物がどうなるのか知りたくないですか。
この記事では、着物買取のからくりや買取後の着物の行方について紹介します。
着物買取のからくりを知ることで、着物を売りに出すときの価格交渉に役立つ可能性もあります。
100人に着物買取業者の口コミ・評判を聞いてランキングで紹介している「着物買取 おすすめ」の記事も是非参考にしてください
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着物買取のからくりを公開！我々が売った着物はどこへ…
結論から言うと、着物買取業者は、買い取った着物を転売して利益を得ています。
転売先は、業者や個人などさまざまです。着物の転売方法もいくつかあります。
着物買取業者によっては、自社の店舗で中古着物として販売しているところもあります。しかし、すべての着物買取業者が自社で販売用の店舗を持っているわけではありません。
それでは、販売用の店舗を持たない着物買取業者が買い取った着物は、どんな方法で売られているのでしょうか。
着物買取のからくりについて、買い取ったあとの着物の行方を5つ紹介します。
1.中古専門の呉服店へ販売
古着として、中古着物専門店に販売をしています。
洋服にも古着屋があるように、着物にも中古着物専門の呉服店があります。着物を日常に着ていた江戸時代にも、中古着物専門店はありました。
自分で着物を縫っていた江戸時代でも、新品の着物は高価な商品だったのです。
現代でも新品の着物は高価なため、意外にも気軽に購入できる中古着物は、着物が好きな方に人気があります。
それでは、中古着物専門店は、どこで着物を仕入れるのでしょうか。
買取を扱っている中古着物専門店もありますが、小さい個人店では仕入れの数に限りがあります。
そのため、多くの着物を買い取っている着物買取業者から仕入れている、中古着物専門店もあります。
2.レンタル着物ショップへ販売
レンタル着物ショップへ卸売りをすることがあります。
レンタル着物を利用するお客様は、必要な時だけ着物を借ります。
そして、着物をレンタルする際に新品でレンタルできることは、ほとんどありません。
お客様もレンタル着物を選ぶ際は、新品かどうかではなく、好みの柄やシミなどの汚れはないかなど、着物の状態のほうが気になるでしょう。
また、レンタル着物を希望するお客様にとって、着物のレンタル料金も重要なポイントだと考えられます。
レンタルショップからすれば、仕入れ価格100万円の新品の振袖を1回5万円でレンタルした場合、20回以上レンタルしなければ利益が出ません。
しかし、仕入れ価格30万円の振袖を1回3万円でレンタルすれば、新品に比べ半分の10回以上のレンタルで利益が出ます。
そのため、新品以外に中古着物を仕入れているレンタルショップは多くあります。
3.オークションで販売
中古着物を販売するオークションには、中古着物専門店やレンタル着物ショップなどの業者向けのオークションと、スマホサイトなどの個人向けオークションがあります。
着物買取業者がオークションを利用する理由は、ズバリ利益が高くなる可能性が高いことです。
オークションでは、出品者がスタート価格を決め落札者が落札価格を競い、一番の高額を提示した落札者が商品を購入するのが一般的なシステムです。
価値があると判断された商品は、次々に高い価格の提示がされることもあります。
そのため、最終的な落札額が高額になればなるほど、出品者である買い取り業者の利益が高くなります。
4.海外向けに中古着物として販売
着物の需要は、日本だけではありません。
着物のデザインは和風なものも多く、海外では日本画のように美術品に近い感覚で着物の柄を楽しむ外国人が多くいます。
ただし、一般的に日本人は外国人よりも背が低く、日本人の体形にあわせて仕立てた着物は、外国人には小さいことがほとんどです。
しかし、着物特有の前身ごろをあわせて着るデザインを活かし、ガウンやロングコートとして代用するなど、日本人では珍しい着こなしをする方もいます。
確かに、浴衣はもともと寝巻として着ていた着物なので、ガウンとして着用するのは素敵な発想ですね。
日本旅行に着てお土産として着物を購入することも珍しくない現在では、海外における着物の需要が今以上に高くなることも予想できます。
海外旅行先で着物を着ている現地の方に会うことも、近い将来珍しくないかもしれません。
5.端切れとして販売
和服特有のデザインは、日本だけではなく海外でも人気があります。
着物の端切れを使ったリメイク品は、ハンドメイド作品としてデパートの催事で販売されることがあるほど、注目の商品です。
また、端切れの場合は着物自体に虫食いやシミがあっても、汚れを避けてきれいな部分のみ使用することができるというメリットがあります。
ただし着物買取業者にとっては、着物をほどいて汚れのない箇所を選定する作業が発生するという、デメリットがあります。
しかし、虫食いやカビなどで着物として着ることの難しい状態の着物が、端切れを使ったリメイク品として生き返るのは、とても嬉しいことではないでしょうか。
着物買取業者はどこで利益を出している？
着物買取業者は、どのような場所で利益を出しているのでしょうか。
主に以下のような場所で着物を販売することで、利益を出しています。
着物買取業者は、中古着物専門店や着物のレンタルショップなどの業者に販売して私益を出しています。
ほかにも、ヤフオクやメルカリにショップアカウントを持っていて、着物を出品している着物買取業者もいます。
ヤフオクでは、目当ての着物に対して複数の落札者がいた場合、落札額がどんどん高くなるシステムです。
落札者は安く落札できる場合もありますが、思いのほか高額になってしまう場合もあります。高額の落札額がついた場合は、それだけ着物買取業者の利益が高くなります。
メルカリでは、販売価格が最初から決まっているため、最初から買い取り業者の利益をプラスした販売価格が設定されています。
ヤフオクやメルカリへ出品する場合は、着物買取業者が着物のクリーニングやメンテナンスをおこなっているため、安心して購入できるため、着物好きの方にとっては必見の購入方法です。
着物を高く買い取ってくれる買取業者の特徴
大切な着物を買取に出す場合、少しでも高く買い取ってもらいたいというのが、本音ではありませんか。
着物買取業者は、個人の店舗から全国展開している業者などさまざまです。
買取方法も、店舗買取や訪問買取、宅配買取など種類もいろいろなため、どこの業者に買取に出そうか迷うこともあるでしょう。
そんな時、安心して買取に出せる業者や高く買い取ってくれる業者の特徴が分かれば、業者選びの手助けになりませんか。
着物買取でがっかりすることはよくあることなので、着物を高く買い取ってくれる業者の特徴を3つまとめましたので紹介します。
1.全国展開している大手の業者
全国展開している大手の業者は、比較的高く買い取ってくれる傾向があります。
全国展開をしている着物買取業者は、独自の販売店があったりオークションサイトやフリマサイトでショップアカウントを持っている業者も多くあります。
さまざまな販売ルートを持っていることで、販売価格を高く設定しても売ることができるため、買取価格も高くなる特徴があります。
また、全国展開をしている業者は、口コミも多くあるため参考にしやすいです。
多くの口コミの中には、評価の低い口コミも存在します。
しかし、評価の低い口コミについても返信をしているなど、大手ならではの誠実な対応を目にすることができます。
2.専門の査定員が無料で査定してくれる業者
買取査定をおこなう際に、専門の査定員が無料で査定してくれる業者は、安く買いたたかれることがありません。
専門の査定員が在籍する着物買取業者では、独自の研修をおこなうなど、着物の査定に関してしっかりした基準があります。
しかし、着物買取業者の中には、買取価格のマニュアルだけを基準に買取価格を決定する、残念な着物買取業者が存在します。
マニュアルだけを基準に査定する着物買取業者の場合、査定する店員に着物を見る目がないため、説明が雑になるという傾向があり、買取価格への不満に繋がりやすいです。
ほかには、出張買取に対して料金のかかる着物買取業者の特徴について紹介します。
着物買取業者にとって出張買取は、お客様の指定した場所までの交通費と移動している時間の人件費がかかっています。
そのため、交通費と人件費が無駄にならないように出張料を設定している場合があります。
しかし、無料買取をおこなっている着物買取業者は、最初から交通費と人件費を損しているため、出張買取でお客様に満足して売ってもらうために高く買い取ってくれる傾向があります。
3.クーリングオフができる
クーリングオフとは、商品の購入などの契約が終了していても、契約日から一定の機関であれば無条件に契約を解除できる制度です。
信頼できる着物買取業社は「バイセル」
「着物を売るならバイセル」でおなじみの「バイセル」をご存じでしょうか。
バイセルは、株式会社BuySell Technolgiesという上場企業が運営する買取業者です。
バイセルのサービス概要
バイセルは、24時間365日いつでも買取の予約ができる特徴があります。
買取の方法も出張買取、宅配買取、店頭買取の３種類から選ぶことができます。
出張買取では、離島を除く日本全国へ買取訪問をしてくれるため、自宅に居ながら買取を依頼することができます。
自宅に訪問されることへ不安がある場合は、宅配便を利用した宅配買取もあります。
宅配買取の場合は送料無料で、更に無料の宅配キットの利用ができるため、着物を入れる段ボール箱を用意するなどの手間を省くことができます。
| 着物の種類 | 振袖、訪問着、作家着物、小紋、京友禅、帯、留袖、付け下げ、紬、和装小物 |
| サービス | ・24時間365日無料受付 ・即日査定あり ・手数料無料（出張料・査定料・キャンセル料） ・フォローコール※出張買取の場合 ・お客様相談室 |
| 店舗 | 宮城、埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、奈良（全国13店舗）※2023年6月現在 |
それでは、バイセルが提供しているサービスやメリット・デメリットについて紹介します。
着物買取バイセルの口コミ・評判を知りたい人は以下の記事も参考にしてください。
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バイセルで古い着物を売るメリット・デメリット
大切な着物を売ることを決め、売るための準備を整えたあとで気になることはどんなことでしょう。
きちんと査定してもらえるか、買取に納得できない場合はどうすれば良いかなど、いろいろあると思います。
バイセルでは、専門の研修を受けた査定士が買取査定をおこなっています。
そのため、知識のない査定士に買いたたかれる心配はありません。
それでは、バイセルで古い着物を売るメリット・デメリットはどんなことがあるでしょうか。
メリット①：1枚でも査定してもらえる
バイセルでは、着物1枚から査定対象になります。
しかも、1枚でも出張買取の対応をしており、出張料や査定料は無料です。
宅配買取の場合でも、送料無料で送ることができます。
ただし、宅配買取で買取をキャンセルした場合は、返品送料が必要になります。
メリット②：買取実績が豊富
バイセルのホームページに記載があるように、1日に1,000人以上の利用実績があります。
他店よりも高額で買い取ってもらえたという口コミもあります。
メリット③：出張買取でもクーリングオフできる
出張買取で着物を売りお金を受け取ったけど、やっぱりキャンセルしたい。
そんな時でも、バイセルなら大丈夫です。
買取日(査定日)から8日までなら、電話だけでキャンセルできます。
また、受け取ったお金は着物の返却後に振り込むため、お金を返したのに着物が返却されないなどのトラブルはありません。
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デメリット
デメリット①：買取不可の場合がある
バイセルのホームページに以下の内容が記載されています。
「以下のお品物は一部を除き、買取が難しい場合がございます。
袈裟 / 襦袢 / 和装小物・和装品 / 洗える着物 / 喪服 / 袴用の反物 / 絽・紗 / ウール・ポリエステル / 七五三の着物 / 浴衣 / つくり帯 など。
ただし未使用や丈の長さなど状態によってはお値段を付けられる場合もございますのでまずはお問い合わせください」
ホームページに記載があるように、着物の状態について買取可能となります。
そのため、査定士に着物を見てもらい買取可能であれば、売ることができます。
また、買取不可の場合でも査定士が丁寧に説明をしてくれるため、安心です
まとめ
着物買取の買取のからくりについて、買取後の着物の行方は以下のとおりです。
このように中古着物の販売ルートは多岐にわたるため、着物買取業者により得意な販売分野があります。
多くの着物買取業者の中で、納得できる説明をしてくれたり希望する金額で買い取ってくれる、そんな着物買取業者に出会えることを信じて、着物買取を利用してください。
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